研究室を検討している学生へ
本研究室では,流体力学を電気力学,音響学,熱力学,計算力学などと融合させた研究を行い,省エネルギーや低環境負荷に貢献することを目的としています.基礎的な流体現象の解明から,共同研究などを通じた実際の機器に関連した応用研究まで,幅広い研究テーマを実施しています.風洞を用いた実験や富岳などスーパーコンピュータを用いた数値解析も行います.こうした研究に興味を持ってもらえる学生を歓迎します.答えのわからない問題に取り組みますので,簡単に結果が出ないこともありますが,粘り強く,自身でアイデアを出し自発的に取り組み,研究室内で協力しながら研究を進めていくことを期待しています.
過去に学生からもらった心配,質問について回答します.
- 流体力学などは式が多く難しそう
研究に必要な知識は、研究室配属後,教員および近い研究を行っている学生との週1回程度の打合せ,最新の論文を用いた輪講、月例報告会 (研究室全体, 月1回),研究室にある図書,資料で勉強していくことができます.教科書や座学で学んでよくわからなかった式なども,自身で実験や解析を行いながら振り返ることでその意味をより理解できるようになるかと思います.
- 数値解析や実験の専門的知識をどのように学べばよいか?
共通の分析手法や考え方,研究背景などについては,研究室配属後はじめに行う演習で学べます.また,学部生は基本的には大学院生と一緒に研究に取り組んでもらいます。お互いに協力しながら研究を進め,わからないことは自身でも勉強していくことで,自然と知識や技術を身に着けていくことができます. - 課外活動やアルバイトとのバランスは?
打合せの時間や報告会の時間などは事前に調整して決めます.その他いつ研究を行うかは基本的には自由に決められますので,課外活動やアルバイトなども問題ありません.週ごとの打合せでやるべきことを決めていきますので,自身でスケジュールを組み,研究の遂行に必要な時間は確保して下さい.また,日頃の学生同士,教員との話し合いも研究遂行には重要と考えていますので,平日は毎日しっかり研究室に来て活動してもらえればと思います.